81ルルルドラマチック小説賞 入選者発表

大賞 みどう ちん
「侍neety」


ドラマCD発売(81プロデュース)&受賞作品での文庫デビュー(ルルル文庫)

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「テレビ中毒、引きこもり、記憶喪失」のダメ幽霊との恋愛!?
父の仕事の都合で田舎のボロ屋敷に引っ越すことになった満子。だがそこには、自分が何に未練を持って幽霊になったのかも忘れてしまったダメ幽霊が住み着いていた!「拙者は社会の塵でござる。働きもせず、浮遊もせず、こうして底辺死霊の地縛霊などに甘んじて朝から晩までテレビテレビ……」──完全にいじけきった“ニート幽霊”に、何と恋をしてしまった満子は……!?

「81ルルルドラマチック小説賞」の審査会で満場一致の大賞受賞作
「侍neety」がルルル文庫より発売中! 気になるイラストは片桐郁美先生!
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81プロデュースによるドラマCDも決定しているのでお楽しみに!

81プロデュース賞&ルルルチャンス賞 睦月しずの
「巡り合う者たち 〜戦国時代から、お久しぶりです〜」


ドラマCD発売を確約(81プロデュース)
ルルル文庫公式WEBサイトでの小説掲載や文庫デビューの可能性を検討
(ルルル文庫)


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時を超えた運命の恋……その行方は?
高校の入学式。細川正興は悩んでいた。クラスメートの明智珠がなぜだか気になって仕方ないのだ。他の男と仲良く話しているのを見ただけで嫉妬で我を忘れてしまう……自分の中に芽生えた狂おしいまでの激情に戸惑う正興。だが、実はそこには前世からの“ある因縁”があって……!? 細川忠興、ガラシャ、小西行長、高山右近──戦国武将たちの生まれ変わりが織りなす学園ファンタジー!

ルルルデビュー賞 ミズサワ ヒロ
「鬼の見た夢 ―吉原夜伽帳―」


文庫デビューを確約(ルルル文庫)

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大見世・雪柳に持ち込まれた“顔なし死体”の謎とは……?
舞台は江戸の吉原。大見世・雪柳の艶やかな美貌を持つ用心棒、弥太郎は、「死者の姿を見、死者と話す」という噂の元に恐れられていた。そんな弥太郎の元に、ある日一人の仏師が訪れる。仏師が持ち込んだのは“顔のない仏像”、そして雪柳の元花魁・東雲が顔を剥がされて殺されたという知らせだった。仏像と殺人事件にはどんな関係があるのか? ――謎を探るために乗り出した弥太郎は……?

華やかな吉原を舞台に、魅力的なキャラクターが織りなす幻想鬼譚
「吉原夜伽帳−鬼の見た夢−」がルルル文庫より好評発売中! 
カズアキ先生の美麗なイラストにも注目してね!  
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 81ルルルドラマチック小説賞には、113編の応募作品をいただきました。
 年齢層は14歳から60歳までと幅広く、西洋ファンタジー、SF、青春小説、歴史もの、ミステリーなど、様々なジャンルの作品が寄せられました。
 厳正な審査の結果、4編の作品が残り、最終審査会を12月22日、小学館本社にて行いました。

81プロデュース総評
大賞『侍neety』選評

 洗練された軽妙な文章は、既に世に出ている作品に勝るとも劣らないレベルにあります。
 また、現代の世相と歴史を巧みに絡めた普遍性のあるストーリーは、読者を飽きさせる事なく、物語の最後まで誘導してくれます。
 気軽に楽しく読める小説として、非常に優れた作品であると言えるでしょう。
 ドラマCD制作に当たっては、この小説の最大の魅力とも言える満子主観の軽妙な文章を、可能な限り生かしつつ、サウンド・ドラマとして脚色していきたいと考えております。

81プロデュース賞『巡り合う者たち〜戦国時代から、お久しぶりです〜』選評

 昨今の歴史ブームを反映してか、この作品も、歴史上の人物が現代に蘇るという設定の下に構成されていますが、主要登場人物を4人に絞り、各々のキャラクター設定を綿密かつ魅力的に作り上げた結果、歴史的な知識を抜きにしても、一つの学園ドラマとして、純粋に楽しめるものに仕上がっています。
 高校生活の記憶がまだ鮮明に残っていると思われる、若い年齢の作者だからこそのリアリティを感じました。
 ドラマCD化に当たっては、過去と現在の関連性、登場人物たちの存在の必然性を、より明確に説明していく事で、この作品の面白さが増幅されるのではないかと考えております。

ルルル文庫編集部総評
 113編の応募作品の中から見事大賞に輝いた「侍neety」は、全会一致での受賞でした。この作品については、自分が何に未練を残して地縛霊になったか忘れてしまったダメ幽霊のキャラクターがとにかく魅力的で、読んでいて純粋に楽しい点、つまりエンターテインメント作品としての魅力が高く評価されました。後半がやや冗長であるとの指摘もありましたが、それを上回る前半の勢いと、「笑わせどころ」できちんと笑わせる筆力から、文句なしの大賞となりました。

「巡り合う者たち〜戦国時代から、お久しぶりです〜」は、戦国武将・細川忠興とその妻・ガラシャの生まれ変わりが現代の高校で再会を果たし、運命の恋を再現する……という一風変わった学園もの。過去と現在が交互に語られる構成ながら、混乱なくキャラクター同士の関係性をつかめるわかりやすさから 81プロデュース賞に、また、キャラクター造形には若干賛否が分かれたものの、大きく広げた風呂敷を「一つの恋物語」に焦点を絞ることで畳みきった作者への期待感からルルルチャンス賞とのW受賞になりました。

 そして、「鬼の見た夢―吉原夜伽帳―」は、吉原という舞台をうまく活かした雰囲気のある作品です。キャラクターが多すぎて全体的に散漫な印象になっており、物語の構成力という点でやや難があるものの、艶のあるキャラクターとすんなり別世界に入っていける美しい描写に他の作品にはない魅力と可能性を感じ、ルルルデビュー賞となりました。


 81プロデュースとルルル文庫のコラボレーション企画「81ルルルドラマチック小説賞」。
 同じ長編小説賞であるライトノベル大賞ルルル文庫部門とはまた違った印象の作品も集まり、少女小説の幅を広げるという意味で新たな可能性を感じました。